菊屋の歴史

菊屋の『名』

【菊屋】の屋号は、新勝寺より拝領いたしました菊の御紋に由来しております。成田山新勝寺は天慶の乱(西暦940年頃)の折に勅命により建立されて以来、寺紋に宮家の菊の御紋の使用を許されているお寺です。当家は代々、その新勝寺の門前にて飲食業(古くは煮売屋と呼ばれていました)を営んでおりましたが、江戸時代中頃に至り、お寺よりご縁をいただいて、その御紋を拝領する運びとなったと伝わっております。
天保年間に残された文書に、成田山門前の煮売屋【菊屋】として名が記されておりますので、当時より屋号を【菊屋】と定め、現在まで歩んできたことになります。

無論、菊屋と名乗る以前から当代にいたるまで歴史を継いでこられましたのは、ひとえに時代時代のお客さまのご愛顧をいただけてのことです。
菊屋の味を信じて足を運んでくださる、そのあたたかなご恩を美味しく、安全にお返しし続けてゆくことが、菊屋の責任であり、それは食に携わるものとしての希望でもあります。
今よりまた、未来のお客さまにもこの信頼を継いでいただけるよう、従業員一同、研鑽して参ります。

菊屋の『食』

丁寧に焼き上げたうなぎの、ぱりっと、ふわっと、ぎゅっと、広がる食感と鮮烈な風味。伝統のじっくり煮詰め仕上げたツヤのあるタレが、コクの中にもすっきりとした甘みで、うなぎの旨味を引き出して行く。
菊屋では代々、きちんとした管理のもとで健康に育ったうなぎを厳選し、皆さまにお召し上がりいただいております。昨今、食の安全意識も高まるなか、より安心してお食事を楽しんでいただけますように、菊屋では【産地証明書】付きのうなぎを日々仕入れております。どうぞ心置きなく、伝統的なうなぎの美味しさをお楽しみください。産地証明書は毎日店頭に掲示いたしますので、皆さまにも直接ご確認いただけます。

菊屋では日本料理店の名に恥じぬよう、うなぎ以外の食材につきましても「選ぶ手間」を大切にしております。新鮮で納得のいくものだけを皆さまにお召し上がりいただきたいとの思いで、地元契約農家のコシヒカリをはじめ、毎日仕入れる旬の野菜と新鮮な魚介、合わせる漬け物やお酒にいたるまで、選べる部分すべてについてひとつひとつ大切に選んでおります。ぜひ、名代のうなぎのみならず、そちらも合わせてお楽しみください。

すべてのお料理は落ち着いて笑顔で食べられなくては美味しさも減ってしまいます。菊屋では特別にお作法などもございませんので、どうぞ皆さまの「楽しみなお外ごはん」としてごゆっくりとお楽しみください。お子様やベジタリアンの方など、お食事内容にご希望のあるお客様もご相談いただければ別のお献立をご用意いたしますし、車椅子で入れるお席もご用意しております。皆さまに美味しくお召し上がりいただき、楽しく笑顔でお店を後にされるまでを、「菊屋の食」と考え、心よりおもてなしさせていただきます。

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